iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

iHerb(アイハーブ)で個人輸入できるお勧めサプリメントを紹介していきます。

アトピー性皮膚炎や薄毛、抜け毛と白髪予防にビオチン

 ビオチンはビタミンB群の一種でビタミンB7とも呼ばれていました。ビオチンは糖の代謝を助けたり、アミノ酸の代謝を助けたりします。アミノ酸の代謝が悪いと皮膚や粘膜、髪の毛の合成が上手くいきません。だからアミノ酸の代謝を助けるビオチンを、皮膚炎の改善や薄毛、抜け毛の予防のために摂取する人が多いようです。

 炭水化物は体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとして使われます。これを糖代謝というわけですが、ブドウ糖が使われる時に乳酸が発生します。乳酸は筋力トレーニングをしている方にはお馴染みの物質ですね。筋肉疲労の原因とも言われています。この乳酸は肝臓でリサイクルされてブドウ糖に生まれ変わることができます。その時にビオチンが役に立つのです!このリサイクルは糖新生と呼ばれますが、この糖新生の時に必要な酵素を助ける補酵素としてビオチンは役に立っているのです。逆に言うとビオチンが足りないと、この糖新生が上手くいかず、乳酸を効率的にブドウ糖にリサイクルすることができません。筋肉痛がなかなか消えないことになります。筋肉痛に悩まされている人はもしかしたらビオチン不足がその原因かもしれませんね。

 ビオチンが補酵素としてその働きを助けている糖新生の時に必要な酵素カルボキシラーゼと言いますが、これはアミノ酸の代謝にも関わっています。アミノ酸はタンパク質をさらに分解したもの。人間はタンパク質を食べると、それを消化してアミノ酸にまで分解して吸収します。そして体内で必要に応じてアミノ酸を材料にしてタンパク質を合成します。そうやって皮膚や髪の毛、筋肉が作られているんですね。カルボキシラーゼの働きが悪いとこのアミノ酸をタンパク質に合成する過程が上手くいきません。皮膚や髪の毛が作りにくくなるので、肌荒れになったり、抜け毛が増えて薄毛になったりしてしまうんですね。ビオチンが不足すると白髪にもなりやすくなるので、ビオチンの補給は白髪の予防にも効果があるようです。

 またビオチンはヒスタミンの産生を抑える働きがあるので、アトピー性皮膚炎の改善にも効果が期待されています。花粉症などのアレルギー対策としてビオチンを摂取する人もいます。

 ビオチンは食物から摂取できるだけでなく、腸内で善玉菌によって合成されます。その一方で乳酸菌のフェリカス菌はビオチンを食べたりもします。抗生物質によって腸内細菌が減ったり、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れていたりすると、腸内で充分な量のビオチンが合成されないようです。また生の卵白に含まれているアビジンというタンパク質はビオチンと結合する性質を持っています。アビジンと結合したビオチンは消化管から吸収されにくくなるので、生卵を長期間にわたってたくさん食べ続けるとビオチン欠乏症に陥ることがあります。加熱した卵なら大丈夫なんですが。

 ビタミンBコンプレックスは一日の摂取量の3000パーセントのビタミンBが含まれていたりすることがよくあるのですが、ビオチンだけは30パーセントとかだったり、多くても100パーセントだったりで、他のビタミンB群よりも少なめに配合されています。だからビオチンを補充する目的ではビタミンBコンプレックスだけでは不十分です。ビオチン単体のサプリメントを摂るようにしましょう。

Now Foods, Biotin, 5,000 mcg, 120 Vcaps

 ビタミンBは単体よりもビタミンB群としてまとめて摂った方が効果を発揮しやすいので、ビオチン単体よりも、ビタミンBコンプレックス+ビオチンで摂るのがお勧めです!