スマートドラッグのヒデルギンの代わりにビンポセチン
スマートドラッグまたはヌートロピックで定番なのはピラセタムとヒデルギンです。
ピラセタムは元々アルツハイマー型認知症の治療薬として開発されましたが、記憶力や注意力を向上させる効果が注目され頭の良くなる薬として学生の間で人気になりました。ピラセタムを摂ると脳の血液量と酸素消費量が増大し、それによって学習能力が上がると考えられています。また大脳の左右半球の情報伝達の流れをスムーズにし認知機能を改善することで失読症児童にも効果を発揮すると言われています。ピラセタムを使うと脳内のアセチルコリンの濃度が上がり、コリン作動性ニューロンの活動が高まります。それによって記憶力や学習能力の向上といった各種効果が現れるわけですが、その際アセチルコリンの消費量が大幅に増えるので、アセチルコリンの原料であるコリンソースも一緒に摂らなくてはなりません。
コリンソースはその分子量によって血液脳関門の通過のしやすさが違います。一番通過しやすいのはアルファGPC。次に通過しやすいのはシチコリン(CDPコリン)。最も通過しにくいのがホスファチジルコリンとなっています。
またアセチルコリンを合成するにはパントテン酸が必要なのでパントテン酸も一緒に摂りましょう。
そしてピラセタムはヒデルギンやビンポセチンと同時に使うと効果が倍増すると言われています(ただし同時に使う時は単独で使う時よりもそれぞれの摂取量を減らすこと)。ヒデルギンとビンポセチンはともに血流を改善することで脳機能を上げるものですが、ヒデルギンは全身の血流を改善、ビンポセチンは脳の血流をピンポイントで改善、と異なる点もあります。
ヒデルギンは元々脳梗塞や脳出血の後遺症の治療薬として開発されました。ヒデルギンには血管拡張作用があるので、それにより血流を改善し、脳に酸素やブドウ糖といった栄養を効率的に送れるようになると考えられています。ヒデルギンの主な効果は記憶力の向上ですね。暗記に向いているスマートドラッグです。ただヒデルギンには血圧低下の副作用があります。
ビンポセチンは脳の血流をピンポイントで改善するので急激な血圧低下を引き起こさないと言われています。ビンポセチンはキョウチクトウ科のヒメツルニチニチソウという植物から抽出されたアルカロイドのビンカミンから作られています。1960年代にカビントンという名前でヨーロッパのハンガリーで開発されました。ビンポセチンは脳の毛細血管を弛緩させ拡張し、血小板の凝集を抑制して血液をサラサラにし、脳内の血液量を増大させ、脳細胞のグルコース利用度を上昇させ、脳のエネルギー生産レベルを上げます。
ビンポセチンの効果で面白いのは視覚にも効果があることです。ビンポセチンを摂ったら視野が広がり鮮やかになり反射神経が上がったという体験をした人がたくさんいます。これは他のスマートドラッグでは見られない珍しい効果ですね。
またビンポセチンにはノルアドレナリンを介することで前頭葉を活性化する効果もあります。
アイハーブで一番お勧めのビンポセチンはこれです。
Life Extension, Vinpocetine, 10 mg, 100 Tablets
もっと安いビンポセチンもあるにはあるんですが、ライフエクステンション社の方が品質は断然上だと思います。こちらの方が高いとは言ってもそれほど大きな価格差があるというわけではありませんし。
10mgでは多いという方はピルスプリッター(ピルカッター、タブレットカッター)で半分にするといいいでしょう。
もしくはジャローフォーミュラズ社の5mgにしましょう。