iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

iHerb(アイハーブ)で個人輸入できるお勧めサプリメントを紹介していきます。

L-カルニチンとアセチル-L-カルニチンの違い

 L-カルニチンアミノ酸の一種で人間の体内で必須アミノ酸であるリジンとメチオニンを原料にして肝臓で合成されます。体内で合成される遊離アミノ酸なので絶対に摂らなければいけないというものでもないのですが、脂肪の燃焼を助ける効果があるので脂肪燃焼サプリとしてたいへん人気があります。また年をとると体内での合成量が減るのでその場合はサプリメントで補うのが効果的です。食物ではお肉に豊富に含まれているので、年をとってお肉をあまり食べなくなると、ますます体内のL-カルニチンの量が減ることになります。L-カルニチンは細胞内のミトコンドリアのところに脂肪を運び込む作用があります。L-カルニチンが充分にあれば効率的に脂肪をエネルギーに変換することができるんですね。脂肪をエネルギーとして使いやすくなれば、脂肪が燃焼しやすい体質になって、太りにくく痩せやすくなります。中年太りの原因の一つは、年をとって体内のL-カルニチンの量が減ったことかもしれません。さらにL-カルニチンを摂取するとエネルギー不足も改善されます。疲れやすい、すぐだるくなる、といった時には体内のL-カルニチンが不足していて脂肪がエネルギーに上手く変換されていない可能性があります。L-カルニチンを補えば脂肪がエネルギーに変わりやすくなるので、エネルギー不足が改善されて疲れやだるさがとれるかもしれません。

 またL-カルニチンは脳内でも働きます。L-カルニチンは体内でL-カルニチンにアセチル基がついたアセチル-L-カルニチンに変換されます。このアセチル-L-カルニチン血液脳関門を通過し脳内に入り脳内のアセチルコリンの量を増やすことができるんです。アセチルコリンは学習能力に関係した神経伝達物質で、このアセチルコリンの減少がアルツハイマー型痴呆症の原因の一つと考えられています。アセチル-L-カルニチンを摂取することでアルツハイマー型痴呆症に改善が見られたという研究もあるようです。アセチル-L-カルニチンが不足すると脳細胞が壊れやすくなり痴呆症になりやすくなると言われています。

 サプリメントではL-カルニチンとアセチル-L-カルニチンの両方が売っています。L-カルニチンは体内でアセチル-L-カルニチンに変換されて血液脳関門を通過して脳内でアセチルコリンを増やします。サプリメントのアセチル-L-カルニチンはこの変換が既に終わった状態ということですね。脳内で働くための手間が既に省けている状態です。だからサプリメントカルニチンを買う時は、脳内での働きを期待しているならアセチル-L-カルニチン脂肪の燃焼を期待しているならL-カルニチン、をそれぞれ選択すればいいと思います。ただしL-カルニチンは体内でアセチル-L-カルニチンに変換されますし、アセチル-L-カルニチンも体内でL-カルニチンに変換されます。だからそれほど使い分けに神経質になる必要はありません。

 ドクターズベスト社のカルニチンサプリメントL-カルニチンもアセチル-L-カルニチンも共にイタリアのシグマタウ社のBiosintというブランド原末を使用しています。

Doctor's Best, Best L-Carnitine Fumarate, 855 mg, 180 Veggie Caps

Doctor's Best, Best Acetyl-L-Carnitine , 500 mg, 120 Capsules

 カルニチンサプリメントならこれで決まりでしょう。