ゴツコラ（ツボクサ）を食べると脳の神経細胞が7倍になる！

　ブラフマンとはインド哲学における宇宙の最高原理のことです。このブラフマンの名前を冠するブラフミーと呼ばれるハーブが、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダには二つあります。一つはバコパ。そしてもう一つがゴツコラです。バコパとゴツコラはどちらも脳の神経細胞を活性化させる、一言で言うならば頭が良くなるハーブです。ゴツコラはその知性を強化する作用から、インドでは食べるIQと呼ばれているブレインフードです！魔法の植物という異名もあります。ヒマラヤのヨガの行者が瞑想のために摂る薬草でもあります。ゴツコラを摂取すると、第七のチャクラであるクラウン・チャクラが覚醒すると言われています。

　セリ科の植物であるゴツコラは日本ではツボクサ、サンスクリット語ではマンドゥーカパルニ、マレー語ではペガガ、英語ではインディアンペニーワートと呼ばれています。これだけたくさんの呼び名があるということは、世界中で用いられてきた証拠でもあります。古代中国の薬草書『神農本草経』では積雪草という名称で、上品・上薬に分類されていました。WHO（世界保健機関）はゴツコラを最も重要で保護すべき薬草の一つに数え上げています。中国の薬草学者のLi Ching-Yuenさんは1933年に亡くなりました。彼がこの世を去ったのは何と256歳の時です！その李さんが最も重要な薬草と言って特に推奨していたのがゴツコラなのです！あ、一気に嘘臭くなってしまいましたね……。しかしそんな逸話があるくらいゴツコラがすごいハーブというのは間違いないと思われます。

　ゴツコラには強力な抗酸化作用があるので老化を防止することができます。また毛細血管を丈夫にする効果もあるので足のむくみや静脈瘤の改善にも力を発揮します。ヨーロッパでは慢性静脈不全の患者に用いられ、イギリスの薬局方には抹消血管拡張薬として記載されています。浄化、解毒のための薬草でもあるので、肌が綺麗にもなります。ゴツコラを配合している化粧品もあるくらいです。しかしゴツコラで何より注目すべき点はやはり頭脳の強壮剤という点でしょう！

　モルモットによる実験では、ゴツコラを与えられたモルモットは、ゴツコラを与えられなかったモルモットに比べて、脳の神経細胞の突起が7倍も多かったそうです！またマウスによる実験では、ゴツコラを与えることにより、ノイズによって驚かされることが少なくなり、抗不安効果があることもわかっています。ゴツコラは脳機能を活性化させる頭脳強壮剤であるとともに、不安を鎮めてストレスに対抗する鎮静剤でもあるのです。集中力、記憶力が必要な受験生にうってつけのハーブですね！ゴツコラに含まれるトリテルペノイドが精神機能を高める成分だと考えられています。トリテルペノイドはタンパク質の合成を刺激しコラーゲンの産生を促進します。創傷治癒を促す効果もあるようです。火傷や皮膚病にもゴツコラは用いられています。

Nature's Answer, Gotu Kola, Herb Extract, 60 Veggie Caps

　ゴツコラに含まれているトリテルペノイドサポニンのアジアチコシドが10パーセントに標準化されているサプリメントです。しかし私は標準化されていないゴツコラサプリメントの方が効果を感じました。同じネイチャーズアンサー社のものですから原料は同じだと思います。

Nature's Answer, Gotu Kola, 950 mg, 90 Veggie Caps

　標準化されている製品では何も変化を感じませんでしたが、標準化されていない製品では頭がぽわーっとなりました。ゴツコラの鎮静効果によるものだと思います。ハーブサプリメントは標準化されていて成分が保証されているものを買うのが基本なのですが、ゴツコラに関してはその基本は当てはまらなかったようです。