iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

iHerb(アイハーブ)で個人輸入できるお勧めサプリメントを紹介していきます。

ビタミンDとカルシウムは必ずセットで!

 iHerbで一番人気のあるビタミンは何だと思いますか。恐らくビタミンBかビタミンCが一番人気だと考えられているのではないでしょうか。しかし実はビタミンDが一番人気のあるビタミンサプリメントなんです!

 ビタミンは基本的に体内で合成できません。ところがビタミンDは皮膚のコレステロールが紫外線によってプロビタミンDに変化し、そのプロビタミンDが肝臓と腎臓で活性化されてビタミンDになります。ならサプリメントで摂る必要はないんじゃないかと思われるかもしれません。日光を充分に浴びている方に関してはその通りです。日光浴と食事に含まれているビタミンD(キノコや魚に含まれています)で必要なビタミンDは摂取できています。しかし日照時間の短くなる冬日焼け対策をしている女性の方などは、紫外線によって充分な量のビタミンDを体内で作り出すことができていません。このような方々はサプリメントビタミンDを補うと効果的です。

 ビタミンDにはエルゴカルシフェロールコレカルシフェロールの2種類があります。エルゴカルシフェロールはビタミンD2。コレカルシフェロールはビタミンD3。主な違いは植物性食品に含まれているか、動物性食品に含まれているか、です。エルゴカルシフェロールが植物性食品、コレカルシフェロールが動物性食品です。体内での働きはどちらも同じなので、ベジタリアンやビーガンの方はビタミンD2のエルゴカルシフェロールを、それ以外の方はビタミンD3のコレカルシフェロールを摂るといいでしょう。ビタミンD3の方が圧倒的に製品が豊富です。ビタミンD2の製品はあまりありません。ナウフーズ社は製品のラインナップがたいへん豊富なだけあって、ビタミンD2の製品も出しています。この品揃えはさすがナウフーズ社です。

Now Foods, Vitamin D, High Potency, 1,000 IU, 120 Vcaps

 ビタミンDの主な働きは小腸からのカルシウムの吸収を手助けすることです。カルシウムは重要なミネラルですが、カルシウムをどれだけたくさん摂ってもビタミンDがないとほとんど吸収されません。カルシウムを摂る時は必ずビタミンDとセットで摂ることを心がけてください。ビタミンDには吸収だけでなく血液や筋肉の中のカルシウム濃度を調節する働きもあります。ビタミンDがあれば骨へのカルシウムの定着を促進して丈夫な骨を作ることが可能になります。かつてはくる病という病気がありました。骨が柔らかくなって変形してしまう病気です。ビタミンDはこのくる病を治療する過程で発見されました。日照不足によるビタミンDの欠乏がくる病の原因だったのです。ビタミンDがどれほど骨と密接な関わりがあるかわかりますね。

 ビタミンDは免疫力とも関わっています。冬にはインフルエンザが流行して大変なことになりますが、このインフルエンザの流行と日照時間が短くなることによるビタミンD不足には関係があるのではないかと考えられています。ビタミンDサプリメントを摂取することでインフルエンザの罹患率が下がったという研究もあるようです。また冬季うつ病とも関係している可能性があります。冬に調子が悪くなるという方は、冬の間だけでもビタミンDサプリメントを摂取してみるといいかもしれませんね。他にもビタミンD癌の予防効果が期待されています。

 ビタミンには水溶性と脂溶性があって、ビタミンD脂溶性の方のビタミンです。水溶性ビタミンがすぐに体から出て行くのに対し、脂溶性ビタミンは体に蓄積しやすいという特徴を持っています。だから脂溶性ビタミンをサプリメントで摂取する時は少なめに摂取するのがコツです。大量摂取を長期間続けると過剰摂取になる可能性があるからです。iHerbでは5000IUのビタミンDが人気がありますが、多くても1000IU前後にしておく方が無難でしょう。私は念のため400IUにしています。

Jarrow Formulas, Vitamin D3, Cholecalciferol, 400 IU, 100 Softgels

 脂溶性ビタミンはその名前の通り油(脂)に溶けるビタミンです。油(脂)に溶けることで体内に吸収されやすくなります。そのためビタミンDのソフトジェルサプリメントには一緒にオイルも入っています。このジャローフォーミュラズ社のビタミンDサプリメントエクストラヴァージンオリーブオイルを使っています。ピュアオリーブオイルよりランクが上のオイルですね。

東洋のスーパーフルーツ枸杞子(ゴジベリー)

 枸杞と言われると何のことかわからない人もおられるでしょうが、杏仁豆腐の上に乗っている赤いやつと言われれば、あれか!とわかる人も結構多いのではないでしょうか。枸杞は中医学や漢方では古くから薬膳料理に使われてきました。杏仁豆腐も元々は咳や喘息などの喉の不調を治すための薬膳料理です。赤くて綺麗な実で彩りに使えることもあって薬膳料理ではかなり広く使われているようです。スーパーフルーツといえばアサイーが有名ですが、枸杞も負けてはいません。アサイーが南米のスーパーフルーツなら、枸杞は東洋のスーパーフルーツです!なんとあの徳川家康も枸杞の愛用者でした。

 枸杞はナス科の植物で、枸杞の葉を枸杞葉、枸杞の実を枸杞子、根皮を地骨皮と呼びます。サプリメントでは実の部分、すなわち枸杞子を用います。枸杞は英語ではゴジと呼ばれており、枸杞子はゴジベリーと呼ばれています。iHerbで買う時はGojiで探しましょう。

 枸杞は中医学、漢方で言うところの上品(上薬)に分類されています。西洋風に言うとアダプトゲン。体が不調になった時に摂る薬草(ハーブ)というより、毎日摂ってストレス全般に対する抵抗力を向上させ、体が不調になるのを未然に防ぐ薬草(ハーブ)ということです。上品(上薬)には体を温める効果があるものが多く、ゆえに元々精力旺盛な人や暑い夏には摂ることができないことがよくあります。元々熱かった体をさらに熱くしてしまうからです。その点、枸杞の性質はで、体を熱くも寒くもしない中立の性質です。この使い勝手の良い性質のおかげで薬膳料理で幅広く使われているんでしょうね。しかし枸杞には、旅に出る夫には食べさせるな、と中国で言い伝えられているくらい精力をアップさせる効果があるようです。枸杞を食べて精力が盛んになった夫が旅先で浮気をすることを心配してこのような言い伝えができたんですね。枸杞の精力増強効果が伺えるではありませんか。枸杞は心身全般に効くスーパーフルーツですが、特に目と肝臓への効果が注目されています。

 枸杞にはゼアキサンチンというカロテノイドが含まれています。ゼアキサンチンはホウレン草などの緑黄色野菜に特に豊富に含まれているカロテノイドで、その最大の特徴は網膜の黄斑部に存在するということです。網膜の黄斑部に存在するカロテノイドはゼアキサンチンとルテインの2つだけと言われています。目は起きている間中、光を浴び続けている器官なので、ダメージを受けやすいのです。ゼアキサンチンは光の波長が短く目を傷つけやすいブルーライトを吸収して目を守ってくれて、その強力な抗酸化作用で細胞を傷つける活性酸素を除去してもくれます。活性酸素の中でも特に凶悪な一重項酸素を除去することもできるんです。中医学や漢方で眼精疲労や視力の回復に用いられてきたのは伊達じゃありません。白内障や黄斑変性症の予防効果も期待できそうです。

 ベタインアミノ酸の一種です。トリメチルグリシンとも呼ばれています。このベタインには肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ、脂肪の排出を促進することによって、脂肪肝を予防する効果があると言われています。枸杞はこのベタインを豊富に含んでいます。またベタインには胃液の酸度を調節して胃のダメージを軽減し、胃を守ってくれる効果もあるようです。

 他にもビタミンB、ビタミンCといったビタミン類やルチン、ヘスペリジンといったフラボノイドも豊富に含まれています。栄養たっぷりですね。

Doctor's Best, Best Goji Berry Extract, 600 mg, 120 Veggie Caps

 ドクターズベスト社のゴジベリーサプリメントがコストパフォーマンス抜群でお勧めです。4倍濃縮のゴジベリー。つまり1カプセルに2400mg相当のゴジベリーエキスがぎゅっと詰まっているというわけです。

疲労回復、筋肉痛と掃除にはクエン酸

 レモンなどの柑橘類は酸っぱいですね。この酸っぱさは柑橘類に含まれているクエン酸が主な原因です。レモンはビタミンCが豊富なことで有名なので、レモンの酸っぱさはビタミンC(アスコルビン酸のせいだと考えている人も多いと思われますが、実はビタミンCのせいではなくクエン酸の仕業だったんですね。その証拠にブロッコリーはレモンの2倍のビタミンCが含まれていますが酸っぱくはありません。

 お酢も酸っぱいです。これもクエン酸の仕業です。お酢が疲労回復に効果があるというのはよく知られていますが、これはお酢に含まれているクエン酸のおかげなんですね。人間は食べ物を食べてそれをエネルギーに変換しないと生きていけません。この食物のエネルギーへの変換は、クエン酸回路という回路によって行われています。クエン酸回路という名前の時点で、この仕組においてクエン酸が重要な役割を果たしていることが一発でわかりますね。細胞内にあるミトコンドリアが摂取した糖分をエネルギーにするためにはクエン酸が必要です。クエン酸がないと糖をエネルギーに変換するための最初のスイッチが入らないんです。どれだけ糖分を摂取してもクエン酸が不足しているとクエン酸回路が上手く働かずエネルギーに変換できないんです。糖分をエネルギーに変換というと、ビタミンB1の働きも有名です。だから糖質代謝を促進したいなら、クエン酸ビタミンB1をセットで摂るのがお勧めです。そしてビタミンB1ビタミンB1を単独で摂るより、ビタミンBコンプレックスとしてセットで摂った方が効果があることがわかっています。だからクエン酸とビタミンBコンプレックスのセットが最強です!

 クエン酸には乳酸を抑制する作用もあります。乳酸は筋肉痛の原因として有名ですね。ブドウ糖はエネルギーに変換されますが、この時に完全にエネルギーに変換されなかった場合、焦性ブドウ糖というものができあがります。この焦性ブドウ糖が乳酸に変化して筋肉痛が発生するのです。クエン酸回路が活性化されると焦性ブドウ糖の分解が促進されるので、乳酸の元が減り、筋肉痛の発生を抑えることができるというわけですね。民間療法の世界ではお酢が疲労回復に良いというのは古代から知られていましたが、クエン酸によってその裏付けが得られたことになります。

 またクエン酸痛風にも効果があると言われています。痛風は体の末端に尿酸が溜まってしまい、その溜まった尿酸が猛烈な痛みを引き起こす病気です。痛風という名前の通り、風が吹いただけで痛いという辛い病気です。足の親指に痛みを感じるといった症状があったら要注意ですね。この痛風の原因となる尿酸は強力な抗酸化作用を持っており、必ずしも悪役というわけではないのですが、体に溜まり過ぎると痛みの元となってしまいます。この尿酸は弱酸性の尿に溶けやすいという性質を持っています。クエン酸は尿を強酸性から弱酸性に変えることができるので、尿酸を尿の中に溶けやすくして、尿から排出されやすくしてくれます。

 クエン酸はパウダーで買うと安いです。しかし非常に酸っぱいのでパウダーでの摂取は厳しいと感じる方もおられるでしょう。その場合はカルシウムやマグネシウムと結合したクエン酸のカプセルを摂取するのがお勧めです。ただしクエン酸パウダーは掃除にも使えます。水垢を落とす効果は抜群ですね。疲労回復だけが目的ではなく掃除にも使いたいならクエン酸パウダーを選ぶことになります。

Now Foods, Citric Acid, 4 oz (113 g)

 クエン酸にはキレート作用があります。ミネラルはそのままの状態では体内にあまり吸収されません。そこで他の吸収されやすい物質と結びつけることで、ミネラルを吸収されやすい形にすることを、キレート加工と言います。クエン酸はこのキレート加工のためによく使われています。主にクエン酸カルシウムとクエン酸マグネシウムがありますが、ここではクエン酸マグネシウムをお勧めしておきます。カルシウムとマグネシウムの摂取比率は2対1が理想的と言われていますが、日本人の食生活ではマグネシウムの方が不足しがちなので、カルシウムとマグネシウムのどちらかをサプリメントで摂れと言われたら、マグネシウムを優先した方が良いからです。

Life Extension, Magnesium (Citrate), 160 mg, 100 Veggie Caps

 ただしマグネシウムには緩下作用があるので少し注意が必要です。

消炎鎮痛剤ロキソニンの代替にボスウェリアセラータ

 消炎鎮痛の薬で有名なのはロキソプロフェンですね。中でも第一三共ロキソニンという商品名で出しているものが有名です。ロキソニンプロドラッグ製剤で、体内で活性型に変換されることで効果を発揮します。胃腸の負担を軽減するためにプロドラッグ製剤になっているのです。

 発熱や炎症を引き起こすのはプロスタグランジという物質です。ロキソニンはこのプロスタグランジンの合成酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害することで、プロスタグランジンの生合成を抑制し、発熱や炎症を鎮めることができます。解熱、鎮痛、消炎の作用を持っており、安全性が高いステロイド性抗炎症薬であることから非常によく用いられている薬です。

 サプリメントではボスウェリアが鎮痛消炎の効果で有名です。ボスウェリアはフランキンセンスとも呼ばれています。乳香とも呼ばれています。キリスト教の東方三博士がミルラ、黄金とともにイエス・キリストの誕生の贈り物として持ってたものです。フランキンセンスアロマテラピーでも有名ですね。フランキンセンスは祭壇や寺院で香として焚かれていました。フランキンセンスの香りには呼吸を深くし心を穏やかにする作用があるので瞑想にうってつけだったのです。過去の嫌な思い出を払拭する効果もあると言われています。

 ボスウェリアセラータを経口摂取した場合は消炎鎮痛の効果を発揮してくれます。ロイコトリエンは炎症反応の維持において非常に重要な役割を果たす物質です。ボスウェリアセラータの有効成分のボスウェリア酸は、このロイコトリエンの合成酵素である5-リポキシゲナーゼを阻害することで、ロイコトリエンを抑制し、炎症を鎮めることができると考えられています。

 またボスウェリアセラータは喘息症状の予防や花粉症などのアレルギー性鼻炎にも効果があると言われています。ロイコトリエンは気管支などの平滑筋を収縮させるので、ロイコトリエンの合成を抑制するボスウェリアセラータは気管支の平滑筋の収縮を防ぐことができるというわけです。平滑筋の収縮は喘息で気管支が狭くなる原因の一つと言われているので、ボスウェリアセラータにはそれを改善する効果があることになります。花粉症などのアレルギー性鼻炎による鼻詰まりは鼻孔の平滑筋の収縮がその原因の一つです。ボスウェリアセラータの平滑筋の収縮を防ぐ作用のおかげで、鼻孔の平滑筋の収縮を防ぎ、鼻詰まりを改善することが期待できるというわけです。

 関節痛の症状を緩和する効果もあるようです。ボスウェリアセラータにはグルコサミノグリカンという物質の分解を阻害する作用があります。このグルコサミノグリカンは関節を柔軟にし水分を保つ働きがあります。

Life Extension, 5-Lox Inhibitor, with ApresFlex, 100 mg, 60 Veggie Caps

 このライフエクステンション社のボスウェリアセラータサプリメントApresFlexという特許出願中のブランド原末を使用しています。このApresFlexは従来のボスウェリアセラータ抽出物よりも52パーセントも血液中への吸収率が高まった次世代型ボスウェリアセラータ抽出物なのです!血中濃度の持続時間も今までのボスウェリアエキスより長くなっています。

αリポ酸にインスリン自己免疫症候群の危険性

 抗酸化作用を持つサプリメントはたくさんありますが、α(アルファ)リポ酸はそれらの中でも際立った特徴を持つ抗酸化サプリメントです。それは水溶性と脂溶性の両方の性質を持っているからです。ビタミンCのような水溶性の抗酸化物質は吸収率が高いという利点がありますが、体の中に数時間しか留まることができません。すぐに体外に排出されてしまいます。アスタキサンチンのような脂溶性の抗酸化物質は比較的長い時間、体内に留まることができますが、吸収率が低く、脂肪分の多い食事と一緒に摂らないといけない、という欠点があります。αリポ酸は水溶性と脂溶性の両方の性質を兼ね備えた珍しい抗酸化物質なんです。この性質のおかげでαリポ酸は体内のどこにでも入り込んで抗酸化作用を発揮することができます。それだけではありません。ビタミンC、ビタミンEコエンザイムQ10、グルタチオンといった抗酸化物質が活性酸素を消去して力を失うと、それを再び甦らせて抗酸化作用を取り戻させる効果まであるんです。

 αリポ酸は抗酸化作用で活性酸素を消去して老化を防止して若さを保つだけではありません。エネルギーを生み出す手助けもしてくれます。細胞の中にはミトコンドリアがいて、このミトコンドリアがエネルギーを生み出しています。αリポ酸はミトコンドリアに存在して、ATP(アデノシン3リン酸)を作り出すクエン酸回路を活性化してくれます。老化を防ぐだけでなく、直接エネルギーを生み出す補助をすることで、若々しく活動的になれるようにしてくれるというわけですね。

 またαリポ酸には肝機能を活性化して解毒作用を促進してくれる作用も報告されています。毒キノコで瀕死になった人間をαリポ酸が救ったというエピソードまであるくらいです。

 こんな素晴らしい効果を持つαリポ酸ですが、体内で作られる量は歳とともに減少していきます。だからサプリメントで補うのが有効なわけですね。αリポ酸を買う時はNa-RALAというブランド原末を使用しているものを買っておけば間違いありません。

Doctor's Best, Best Stabilized R-Lipoic Acid, 100 mg, 60 Veggie Caps

 αリポ酸にはR型とS型の二種類あります。このうち天然型なのはR型の方です。Na-RALAはR型のαリポ酸です。R型とS型ではR型の方が強力だということがわかっているので、αリポ酸のサプリメントを買うならR型で決まりです!

 このドクターズベスト社のαリポ酸サプリメントビオチンも一緒に入っています。αリポ酸とビオチンは化学的な構造が似ていて競合するので、αリポ酸を大量に摂取するとビオチンが不足することがあるからです。そのためビオチン不足にならないようセットになっています。よく考えられていますね。

 αリポ酸には糖質の代謝を助ける働きもあります。αリポ酸を摂取すると、糖がスムーズにエネルギーとして使われるようになるため、血糖値の上昇を抑える効果があると考えられています。糖尿病は血糖値をコントロールするホルモンであるインスリンが充分に分泌されず、血液中に糖分が溢れてしまう病気ですが、αリポ酸を摂ることで糖分がすみやかにエネルギーとして利用されることで、糖尿病の予防になることが期待されています。糖尿病の合併症である糖尿病網膜症の予防にもなると考えられています。

 しかしαリポ酸にはインスリン自己免疫症候群を引き起こす危険性が指摘されています。特定の遺伝子を持った人がαリポ酸を摂取するとインスリン自己免疫症候群を引き起こし低血糖状態になることがあるのです。この遺伝子は欧米人よりも日本人に多いようです。αリポ酸を摂って手足の震えや冷や汗が出たら摂取を中止して医師の診察を受けましょう。