アンチエイジングには鹿プラセンタと山羊プラセンタ

　プラセンタとは胎盤のことです。胎盤は母体と胎児を結んでいる器官で、哺乳類の胎児を成長させる上で大きな役割を果たしています。このプラセンタの胎児を成長させる力は大人に対しても有効なんです。胎盤ではなくプラセンタというと何やら最近発見されたり開発された新成分のような響きがありますが、その歴史はとても古いのです。古代ギリシャの医者であるヒポクラテスがプラセンタを治療に用いたという記録があります。ヒポクラテスは医学校の卒業式で現在でもヒポクラテスの誓いが読み上げられるほどの医者です。そんな医者もプラセンタを使っていました。世界三大美女であるクレオパトラや楊貴妃もプラセンタを若さを保つために使っていました。世界三大美女の最後の一人である小野小町がプラセンタを使っていたという記録は残念ながらありません……。他にも不老不死の薬を追い求めた秦の始皇帝やフランス王妃のマリー・アントワネットがプラセンタを用いたと言われています。古代だけでなく20世紀になってからもプラセンタは研究され、薬として使われています。更年期障害と乳汁分泌不全を治療するための注射であるメルスモンや肝炎などの肝臓病の治療薬であるラエンネックなどがそれです。そして現在ではアンチエイジングのサプリメントとしてプラセンタの人気が爆発しました。

　プラセンタは様々な成分が豊富に含まれていますが、その中でも特に重要なのは、細胞分裂を促して成長させる成長因子という成分です。成長因子は歳とともに年々減り続けます。これが老化の原因の一つと考えられています。プラセンタで成長因子を補えば、成長因子が細胞分裂を活性化して新陳代謝を向上させることができると考えられているのです！新陳代謝が上がることで疲労回復が早くなり疲れにくい体になるようです。肌の新陳代謝もアップするため美肌美白効果も期待できます。プラセンタは肌の材料となるアミノ酸も豊富に含まれているので肌に対する効果は倍増しますね。

　プラセンタには細胞レベルで若返らせる力があるようです。プラセンタは動物由来だけでなく、メロンなどの植物由来のものもあります。植物の胎座から抽出した植物由来のプラセンタには動物性の成長因子が入っていないので、たとえビタミンやミネラルが豊富であっても効果が弱いのではないかと思われています。動物由来のプラセンタにしましょう。動物由来のプラセンタには人間のプラセンタ、馬のプラセンタ、豚のプラセンタなどがあります。人間のプラセンタはHIV（エイズ）や肝炎などの感染症の危険があるのでサプリメントには使われていません。豚のプラセンタが安価ということもあってポピュラーなようです。しかしiHerbで取り扱われているのは、日本では珍しい鹿プラセンタと山羊プラセンタです。この二つのうち人気なのは鹿プラセンタです。

Dragon Herbs, Deer Placenta, 500 mg, 60 Capsules

　鹿プラセンタと山羊プラセンタは人間のプラセンタと近いという特徴があります。ドラゴンハーブ社の鹿プラセンタはニュージランドの鹿の胎盤を使った20倍濃縮の製品です。