iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

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高血圧には特保のGABA(ガンマアミノ酪酸)

 GABA(ギャバ)の正式名称はガンマアミノ酪酸です。その名の通りアミノ酸の一種です。GABAは人間の体内に存在している物質です。しかも脳内にです。GABAは脳の興奮を鎮める神経伝達物質なんです。発酵食品や発芽玄米にも含まれています。脳にも元々存在しているし、漬物なんかにも含まれているしで、意外と身近な物質なんですね。最近ではチョコレートにGABAを入れたGABAチョコを寝る前に摂ると快眠できると話題になっています。

 GABAを経口摂取しても血液脳関門を通過しません。通過するのはフェニバットやピカミロンといった特殊な加工をしてあるGABAだけです。だから経口摂取したGABAが脳内で神経伝達物質として働くことはありません。ではGABAを経口摂取しても意味はないのかというと、そんなことはありません。GABAは血圧を下げる効果を認められてトクホ(特定保健用食品に認定されているんです!

 経口摂取されたGABAは交感神経末端から出るノルアドレナリンの分泌を抑制します。ノルアドレナリンには血管収縮作用があるので、そのノルアドレナリンの分泌を抑えることで血管の収縮を抑制し高血圧を改善することができると考えられています。またノルアドレナリンはレニンという酵素の分泌に関連しています。腎臓は水分と塩分(ナトリウム)の排出をコントロールしている臓器ですが、このレニンの分泌が抑えられると腎臓からの塩分(ナトリウム)の排出が促進されます。塩分(ナトリウム)の摂り過ぎが高血圧を引き起こす一因というのはよく知られていますね。GABAを摂取することによって腎臓の働きを高め、塩分(ナトリウム)の排出を促進することによって高血圧が改善されるというわけです。GABAの血圧降下のメカニズムは以上のようなものと考えられています。

 またGABAにはリラックス効果がありストレス耐性を上げてくれることもわかっています。GABAを摂取すると脳内にアルファ波が発生します。このアルファ波はリラックスした状態の時に出る脳波です。人間はストレスを感じると交感神経が活発になります。ストレスが多いと常に交感神経が活発な状態のままになって、自律神経のバランスが崩れてしまいます。すると高血圧や不眠、胃潰瘍などに悩まされることになります。GABAを摂取してアルファ波を出すことで副交感神経が活発になります。副交感神経を活発にすることによって、交感神経が活発になりすぎたストレス状態を緩和してくれるのです。精神的なストレスに対する抵抗力を上げてくれるので、不安や緊張に効果がありそうです。

Natural Factors, Stress Relax, Pharma GABA, 100 mg, 60 Veggie Caps

 ナチュラルファクターズ社のGABAサプリメントは日本の会社であるファーマフーズが作っているファーマギャバというブランド原末を使用しています。乳酸菌発酵によって生成された高純度のGABAです。ファーマギャバ以外のGABAは乳酸菌発酵ではなく、恐らく合成によるものです。合成のGABAはごく微量とはいえ化学物質が残留している可能性があります。また乳酸菌発酵のGABAではストレスを緩和する効果が確認されているのに、合成のGABAではその効果が見られなかった、という報告もあるようです。ちなみにファーマギャバ以外のGABAはほとんど無臭ですが、ファーマギャバは発酵食品の匂いがします。カプセルを舌に乗せると何だか甘みを感じます。