iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

iHerb(アイハーブ)で個人輸入できるお勧めサプリメントを紹介していきます。

パシフラミン、パンセダンのパッションフラワーは天然の精神安定剤

 植物性鎮静剤パシフラミンの成分はパッシフローラ、つまりパッションフラワー(チャボトケイソウ)のエキスです。

 人前や会議での緊張やあがり症を緩和する働きがある植物性静穏剤パンセダンの主成分もパッシフローラ、パッションフラワーエキスです。

 ではパッションフラワーとは何でしょうか。パッションフラワーはアメリカ大陸原産の植物で南米の先住民の間で古くから自然の精神安定剤(ナチュラルトランキライザーとして使われてきた歴史があります。16世紀にはスペイン人の医師の手によってヨーロッパへ紹介されヨーロッパにも広く普及しました。ヨーロッパでは主に心を落ち着かせるハーブティーとして親しまれていました。

Alvita Teas, Organic Passionflower Tea, Caffeine Free, 24 Tea Bags, 1.13 oz (32 g)

 パッションフラワーにはフラボノイドとアルカロイドが含まれており、これらの成分が穏やかな鎮静作用を発揮するのです。フラボノイド、アルカロイド単独では力を発揮せず、複数の成分が相互に助け合うことで神経系をリラックスさせ抗不安効果、抗けいれん効果など様々な効果を発揮するのだから不思議ですね。

 パッションフラワーのアルカロイドは脳内の神経伝達物質の分解を阻止するので軽いモノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)としての作用があるとも考えられています。ただしその作用はごく軽いものと思われます。

 鎮静剤には常用した場合の習慣性を注意しなければならないものがありますが、パッションフラワーには習慣性はないので安心して摂取することができます。習慣性があるどころかアルコール依存症の治療に用いられることもあります。ハーブ先進国のドイツでは不眠症などを治療する医薬品として扱われています。

 ちなみにパッションフラワーのパッションは情熱ではなくキリストの受難のことです。花の形状がキリストの受難を象徴していると、イエズス会の宣教師たちが考えたことからその名が付けられました。情熱の花だと鎮静、弛緩作用のあるこの花の性質とは正反対の命名になってしまいますね。パッションフラワーはとても個性的な花の形をしているので一度見たら忘れられません。ちなみにパッションフラワーの実がパッションフルーツです。パッションフルーツはスーパーでも売ってたりするので、食べたことのある方は結構いるかもしれませんね。ただしパッションフルーツのパッションフラワーと薬用ハーブのパッションフラワーは、同じパッションフラワーでも種類が違います。

 パッションフラワーはたくさんの種類(なんと500種以上!)がありますが、確かな鎮静効果があるのはPassiflora incarnata(パッシフローラ インカルナタ)という種類です。サプリメントのパッションフラワーはたいていこれで間違いありませんが、念の為Passiflora incarnataとはっきり明記されている製品を買いましょう。

Now Foods, Passion Flower Extract, 350 mg, 90 Veggie Caps

 ナウフーズ社のパッションフラワーはちゃんとパッシフローラインカルナタを使っていますね。パッションフラワーの地上部が使われていて、鎮静効果があると言われている主要成分のフラボノイドが3.5パーセントに標準化されています。

 パッションフラワーは眠気を催すことがあるので、車の運転や機械の操作の前には摂らないようにしてください。