アンデスの女王マカの効果で不妊症を改善して妊娠

　マカはペルーのアンデス山脈に自生しているアブラナ科の植物です。一言で言うと蕪、ですね。日本人にとって蕪は白色ですが、マカは赤紫色が主流です。赤紫色が濃ければ濃いほど栄養価が高いそうです。赤紫色の濃いマカはアントシアニンを豊富に含んでいます。

　マカはハーブ（薬草）ではあるんですが現地では野菜に近い感覚で食されています。その滋養強壮、疲労回復効果の高さからアンデスの女王と呼ばれています。宇宙飛行士の宇宙食にも採用されています。

　ペルーの伝承医学では不妊症の治療薬として用いられてきました。マカは標高4000メートルの高地で育つ植物です。年間の平均気温が低く雹や干魃などの厳しい自然条件に晒されています。その環境で育つためにマカはその根に栄養をたっぷり蓄えるのです。マカを栽培した畑はマカに栄養を吸い取られて不毛の土地になります。土壌の栄養が空になったので畑を休ませなければ次のマカは植えられません。次のマカを栽培するまで約5年かかります。そうやって蓄えた栄養のおかげでマカは不妊症に効果を発揮するようです。男性と女性どちらの不妊症にも効果がありますが特に報告が多いのは男性の不妊症に対する効果です。

　インカ帝国を征服したスペイン人ですが連れてきた馬がアンデス高地の厳しい自然に耐え切れず次々と死んでいきました。しかしアンデス先住民に教えられてマカを食べさせたところ馬は元気を取り戻し繁殖してその数を増やすことができたそうです。

　マカはビタミン、ミネラルがたっぷりですが特にタンパク質が豊富で必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。マカに含まれているタンパク質ではアルギニンに注目です。アルギニンは精子の形成に必要なアミノ酸です。成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。恐らくこのアルギニンがマカの生殖能力を改善する力の源でしょう。

　またアブラナ科の辛味成分であるグルコシノレートもちゃんと含まれています。（マカは大根と同じアブラナ科でしたね）

　マカは男女を問わず不妊症に効果があると言われていますが、ハーブ（薬草）というよりも野菜なのであまり即効性は期待しないでください。栄養価の高い蕪程度に考えておいた方がいいです。ただ野菜感覚で摂取できるのはそれはそれでハーブ（薬草）にはない利点でしょう。

　マカのサプリメントを買う時はゼラチン化（Gelatinized）されているものを購入するようにしてください。マカの栄養素は澱粉によって囚われています。そのままでは栄養の吸収率が悪いです。現地では天日干しでその問題を解決しているようですが、サプリメントではゼラチン化で澱粉を取り除くことで囚われていた栄養素を解放しマカの豊富な栄養素を吸収できるようにしてあるのです。ゼリーや寒天のゼラチンとは関係ありません。

Now Foods, Maca, Raw, 750 mg, 90 Vcaps

　6倍濃縮、つまり1カプセルに4500mg相当のマカサプリメントです。化学肥料と農薬を使っていないオーガニック（有機栽培）なので品質は確かです。ゼラチン化してあってこれだけ高濃度でオーガニック（有機栽培）でこのお値段ですからお買い得です。