iHerb(アイハーブ)でお勧めのサプリメント!

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副腎疲労症候群にはホーリーバジル(トゥルシー)

 特に原因があるわけではないんだけど、毎日だるくて仕方がない。朝起きられなかったり、起きても疲労感が残っていて、頭は霧がかかったようにぼーっとして考えがまとまらない。性欲も減退する。うつ病にも似た症状ですが、それはうつ病ではなく副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)の可能性があります。

 副腎は腎臓の上にあってホルモンを生産して分泌する器官です。ストレスを受けると脳からの指令でこの副腎がストレスホルモンのコルチゾールを分泌してストレスと戦えるようにしてくれるわけですが、ずっとストレスを受けている状態が継続すると、副腎が疲弊してホルモンの生産能力が低下してしまいます。ストレスホルモンのコルチゾールだけでなく、ステロイドホルモンの分泌量も低下します。ホルモンの分泌量が減ることでストレスと戦えなくなり、それがまたストレスの原因になり、といったん副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)に陥るとなかなか抜けだせません。日本ではまだまだ副腎疲労症候群の認知度が低いということもあって、病院で診てもらうとうつ病と診断されることもあります。うつ病の薬をもらっても、うつ病ではなく副腎疲労症候群なので治りません……。うつ病と診断されたけど、うつ病の薬が効かない、という方は一度自分が副腎疲労症候群ではないか、と疑ってみた方がいいかもしれません。

 インドの伝承医学であるアーユルヴェーダで親しまれてきたホーリーバジルには副腎を回復させる働きがあると言われています。ホーリーバジルは英語名で、サンスクリット語ではトゥルシーと呼ばれています。比類なきもの、という意味です。

 ホーリーバジルにはリローラと同じようにストレスホルモンのコルチゾールを低下させる働きがあります。コルチゾールは必要なホルモンではあるのですが、副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)の方は慢性的にコルチゾールが高い状態が続いていて、副腎がコルチゾールを出すのを休ませないといけないので、コルチゾールを低下させる作用は有効に働きます。またホーリーバジルには副腎を刺激して元気にさせる効果もあります。ストレスに対する抵抗力を上げるアダプトゲンがよく持っている効果ですね。

 アーユルヴェーダでは人間の体質を風のヴァータ、火のピッタ、水のカファの3つにわけるトリ・ドーシャ理論を採用しています。ホーリーバジルは火のピッタを上げるハーブに分類されています。体を燃え上がらせて元気いっぱいにしてくれるハーブなんですね。私もホーリーバジルサプリメントを摂ったことがありますが、確かに活力が漲ってきました。漲りすぎたくらいです。ただこれはニューチャプター社のソフトジェルタイプのホーリーバジルの話で、カプセルタイプのホーリーバジルではそこまでの効果はありませんでした。ソフトジェルタイプのホーリーバジルには精油成分がたっぷり含まれているのでその効果だと思います。カプセルタイプのホーリーバジルは穏やかな強壮効果でちょうど良い感じでした。花粉症の時期だったのですが、ホーリーバジルを摂ると鼻水がピタリと止まりました。抗アレルギー作用もあるようですね。他にも炎症を鎮める鎮静作用や老化を防ぐ抗酸化作用、血糖値降下作用もあるようです。まさに比類なきもの!

Now Foods, Holy Basil Extract, 500 mg, 90 Vcaps

 ホーリーバジルではウルソール酸を標準化するのが一般的です。ナウフーズ社のホーリーバジルはウルソール酸が2パーセントに標準化されています。ニューチャプター社のはウルソール酸だけでなく、オレアノール酸オイゲノールも標準化されています。しかしiHerbはニューチャプター社の製品を海外に輸出しなくなってしまいました。欲しい方は、年に数回、期間限定で日本にも出荷しているので、その機会をお見逃しなく。

New Chapter, Holy Basil Force, 120 Softgels

 ホーリーバジルを植えておくと、蚊などの虫やウイルスを寄せ付けず、空気を浄化すると言われています。インドには多くの家庭の庭にホーリーバジルがあるようです。日本もデング熱ウイルスを持った蚊の脅威に晒されるようになりました。庭先にホーリーバジルを植えるのもいいかもしれませんね。