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糖質制限、低炭水化物アトキンスダイエットの危険性

 アトキンスダイエットとはアメリカ人の医師ロバート・アトキンスが発明したダイエット法です。低炭水化物ダイエット、ローカーボダイエットなどとも呼ばれています。内容をかいつまんで説明すると、炭水化物の摂取を控えることで糖分の代わりに脂肪をエネルギー源として使う体に体質改善しよう、というものです。炭水化物の摂取を控えると血糖の代わりに脂肪がエネルギーとして利用されます。脂肪が分解されてエネルギーになったものをケトン体と言います。このことからアトキンスダイエットはケトン式ダイエットとも呼ばれています。炭水化物以外のタンパク質や脂質は特に摂取を控える必要はなく好きに食べていい(もちろん食べ過ぎは駄目ですが)という利点があったので大ブームを巻き起こしました。

 ちなみに炭水化物の摂取を減らすと痩せるのか、と言われたら、痩せます。私は夕食で炭水化物を摂らないようにしたら確かに痩せました。しかし朝食と昼食では炭水化物を摂っているので、ケトン体をエネルギー源として使う体になったわけではないと思います。単にカロリーの摂取量が減ったというだけの話でしょう。常識的な範囲内で炭水化物の摂取を控えるダイエット法ならまず問題はないと思います。

 しかしアトキンスダイエットは糖分をエネルギーとして利用する体から脂肪をエネルギーとして利用する体に作り変えるものです。そのため極端な食生活になってしまいます。主な問題は二つ。一つは脳のエネルギー源は基本的にブドウ糖だということ。ブドウ糖がない場合、いわば非常食としてケトン体が脳のエネルギー源になることはわかっていますが、それを長期的に続けた場合どうなるのか。そしてもう一つの問題は炭水化物の摂取を控えて減ったカロリーの分をタンパク質で補うようにすると脂肪分を過剰摂取してしまうということ。お肉をたくさん食べると悪玉コレステロールを増やし血液をドロドロにする動物性の脂肪もたくさん摂取することになってしまいます。心臓血管系に悪影響を与える可能性があります。また大量のタンパク質を摂取すると老廃物を処理するために腎臓に過大に負担がかかり腎臓疾患を引き起こす可能性もあります。じゃあタンパク質と脂肪の摂取も減らせばいいじゃないか。ってそれはアトキンスダイエットじゃなくてただのカロリー制限ですね。

 アトキンスダイエットで脂肪の分解を促進し、目標体重に達したら炭水化物の摂取を徐々に増やして食生活をバランスの良いものにしていく、のでしょうが、その判断も素人には難しそうです。下手に炭水化物の摂取量を増やすとリバウンドが起きる危険性もあります。インスリン抵抗性が高まって炭水化物中毒になった肥満の方にはアトキンスダイエットも有効かもしれませんが、そうでない方は様々な危険性があることも認識しておいた方がいいと思います。どうも辛口になってしまいましたが、ケトン体をエネルギー源として利用する体に作り変えるために極端に炭水化物、糖質を制限するのではなく、カロリーを制限する時に炭水化物、糖質を優先的に減らしていく、という意味での低炭水化物ダイエット、糖質制限ダイエットはダイエット法として優れていると思います。アトキンスダイエットがその火付け役の一つなのは確かですから、そういう意味ではロバート・アトキンス博士は偉大な人物だったのかもしれません。

 iHerbではアトキンス博士の名を冠したアトキンスバーというものが売っています。私もアトキンスダイエットとは関係なく、血糖値を急上昇させない低糖質、低炭水化物のお菓子としていくつか買ってみました。いろいろ食べてみましたが基本的にはどれも美味しいとは思いませんでした……。唯一美味しいと思ったのはこれです。

Atkins, Advantage, Dark Chocolate Decadence Bar, 5 Bars, 1.6 oz (44 g) Per Bar

 これは普通に美味しいチョコレート菓子でした。ちなみにアトキンスバーはどれも食物繊維が豊富なので整腸効果は抜群でした。味にあまり拘らずお菓子感覚(実際にお菓子なんですが)で食物繊維を補給したい場合にはアトキンスバーもいいかもしれませんね。